2017年07月23日

初・茗荷

20170723.jpg狭い裏庭に植えてある茗荷が例年以上に茂った。一昨年、茗荷の根を買って植え足し、それが今年成長したことも茂みの元だ。
7月になれば、ニョキニョキと花芽が現れ、茗荷が採れるものと期待していた。しかし、空梅雨の影響なのか、茂った葉っぱの根元からなかなかツボミが出て来なかった。

二週間ほど前に、ようやく亀の手のような芽が2つ現れた。「そろそろ採れるかも」と家人に言っていたがなかなか花を付けるまでには行かない。家人は、「夏に茗荷は欠かせないけど、買うと高くて・・」と日々待っていた。

そして今朝、葉っぱの間から白い花弁が見えた。数えると8個、ツボミは咲いてしまうと美味しくないので、丁度良いタイミングで今年の初物を採った。
今日は小雨がパラパラしてお湿りもあったので、2・3日のうちにはまた採れると思う。

今年は、小さなトマトやブラックベリーも庭から採れて、食卓に上る。ただ、毎年数百個の実をつける酢橘は、10個も生ってはいないのが残念だ。


茗荷は、もともと東アジアが原産で大陸から持ち込まれ、それが栽培されてきたようだ。
俗に「食べると物忘れがひどくなる」と言われているが、学術的な根拠はなく、栄養学的にもそのような成分は含まれていない。逆に近年、香り成分に集中力を増す効果があることが明らかになっているそうだ。

『茗荷→物忘れ』の一説として、シファレンス共同データベースにこんな説話が載っている。
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仏陀の弟子(十六羅漢のひとり)、周利槃特(しゅりはんどく)は非常に物覚えが悪く、自分の名前さえ忘れることがあったため、自分の名前を書いて首にかけていた。彼の死後、その墓場に草が生えたため、これを名荷と名付けたのが茗荷の由来である。転じて茗荷を食べると物覚えが悪くなるとされた。
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茗荷の栄養と期待できる効能はと言うと、次のようだ。(知っておきたい生活の知恵サイトから)
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茗荷は、ショウガ科ショウガ属の多年草で独特な匂いがする。匂いの要因となっている物は、α-ピネン。
@α-ピネン
   血液の循環を調整したり大脳皮質を刺激して気分を高めるという作用がある。そして、発汗作用や眠気を覚ましたり、消化の促進を図るといった効能がある。
アルファピネンは油に溶ける性質があるので、茗荷を薬味として使う場合にも油分を含む料理等と合わせて食べると吸収がよくなる。
Aカリウム
   体外へ余分な塩分を排出する効果があり、浮腫の防止や血圧を下げ、夏バテにも効果がある。
Bカンフェン
   抗菌作用や抗炎症作用がある。
Cゲラニオール
   鎮痛作用や鎮静作用に効果がある。
Dミョウガジアール
   辛み成分で、血液の流れをよくする作用がある。

ただ、食べすぎには、注意とのコメントもある。
@胃腸に刺激を与え過ぎる
   多少大量に食べると、人によっては問題が出る場合がある。生のままで薬味などにして沢山食べると胃腸に刺激を与え過ぎることがあり、お腹を壊すということがあるようだ。
火を通し天ぷら等にすれば辛みも和らぎ、含まれる成分も弱くなるので多少沢山食べても支障はない。
A栄養の吸収を弱める
   胃が弱い方だとあの苦味成分が栄養の吸収を弱める事があるといわれている。気になる人は、茗荷を刻んで水にさらしてキッチンペーパー等で挟んで軽く水気を取る様にすると良い。

食べ過ぎにさえ注意すれば風邪の予防にもなり、まさに夏の薬味としては打って付けのようだ。
posted by お〜さん at 18:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

モミジの大木

20170705.jpg隣家の親戚夫婦が亡くなって暫くして、家・土地が企業に売られ、単身向けアパートに変わって4年ほどになる。
境界にモミジの大木があり、紅葉は見事なのだが、春から夏には葉が繁ってベランダから見えるはずの新宿方面の景色が塞がれる。
また、夏にはモミジの実が飛び、初冬には枯れた葉っぱが自宅の裏庭に掃いても掃いても溜まる。
どうにかして欲しいと、アパートの管理会社に連絡した。どうもアパートより一段下がった所に植わるモミジと椿が敷地内と言うことをしらなかったらしい。
そして二ヵ月後の今日、業者の人たちが3人かがりで生い茂った敷地内の雑草取りと、モミジの枝の伐採をしに来た。

大木が根元から切られてモミジは見られなくなるのではないかと恐れていたが、二時間の外出から戻ると、それはなかったが、よくもまぁこれ程と言いたいくらい、上部をバッサリと切られ丸坊主となっていた。
こうして、ベランダからの見晴らしはよくなり、実や落ち葉の心配は向こう数年は消えた。
しかし、夏には庭猫の昼寝場所となっていた青い葉が作る日陰も、そこを渡る涼しげな風の音も無くなる。
適度に手入れをしてくれれば言いのだが、持ち主は手入れの間隔を長くしたいだろうし、難しいところだ。
posted by お〜さん at 22:06| Comment(0) | 花・植物・自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

今年も高幡不動のアジサイ

20170609.jpg毎年5月末になると、高幡不動尊から、写真コンクールの応募用紙を入れた「あじさいまつり」の案内が届く。ここ4・5年コンクールに応募しているからだ。入選は一度も無いが、審査が終わると律儀にも選外の連絡と参加賞のメガネ拭きが届く。
コンクールの入選作を見るとアジサイとともに人の写り込みがある作品が多い。自分の写真は山アジサイやお地蔵様が中心で、肖像権などが煩い人は入れない。もっとも、毎回ウィークデーの8時前だから、その時刻に訪れる人は中高年のカメラ小僧が相場で、被写体としては相応しくないこともあるのだが。

ここは山アジサイに西洋アジサイ、額アジサイ合わせて7500株もあり、特に山アジサイ(注)は自生の3300株と全国から集めた250種700株が見ものだ。
毎回ルートが決まっていて、五重塔を横目に大師堂近辺から裏山の中腹にある鐘楼に向かう。そこから40m高い山頂の高幡城址までの急坂を登り、山内八十八箇所巡回コースを下りながら、山アジサイを撮る。
この坂道は2〜300mほどだが急で、草枕の「山路を登りながら、こう考えた」どころではなく、ハァハァと肩で息をして登り着く。毎年来るたびに、来年は休まずに登る体力はあるだろうかとも思うが、今年は一層だ。

今までにアジサイの写真集は2冊作ったが、山アジサイだけの写真集はどうかと頭をよぎり、丁度見頃の山アジサイを中心に撮ることに決めた。
曇り空で高い木の影ということもあって、フラッシュを炊く程ではないが、露出不足が気になる。また、今年は山アジサイの表情をクローズアップレンズを使って撮るので、頭でっかちで小さく揺れる花への焦点合わせも難しく、撮るたびにディスプレイで確認をする。
あまりに多い種類で名前の覚えようもなく、隣の名前を記した名盤も撮っておくことにした。『土佐』が付いたものが多いが、きっと四国で採れたものだからだろう。
こうして、山中をうろつくこと2時間あまり、300枚ほどを撮って五重塔のベンチに腰を下ろした。

そこでコンクール向けの写真を撮ってないことに改めて気付いた。そのために写し直しても碌なものにはならないだろうと、山アジサイに囲まれたお地蔵様を何枚か収めたのでその中から選ぶことにした。
結構足腰に疲れが来ていたが、いつものスポーツジムに向かうためベンチから重い腰をあげた。

ジムのシャワールームの鏡で、曇り空で山の中がほとんどだったのに、顔と手が日焼けで赤くなっているのが分かった。


(注) 額アジサイとの違い
山アジサイは、主に関東の太平洋側から四国・九州に分布し、半日陰の湿り気のある林や沢沿いに生育している。
額アジサイ同様に両性花を中心に装飾花をつけるガク咲きだが、額アジサイより背丈は低い。
葉も小型で細長く産毛があり光沢に乏しい(額アジサイの葉は大きくて、産毛はなく艶がある)。
開花時期は山アジサイの方が5月下旬頃〜6月頃と早い。
posted by お〜さん at 21:25| Comment(2) | 花・植物・自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

三社祭・半日

20170520.jpg先週末は雨に祟られて、二年に一度の神田祭は撮りに行けかった。
今週はと心待ちにしていた浅草神社の三社祭は、朝から快晴だ。真夏日の予報で、長時間はきついので、午前中だけの予定で9時前には家を出て10時過ぎに雷門に立った。
さすが観光地、既に混雑していて、ヒジャブに派手な花柄の着物姿や短パン姿の大男など外国人が目立ち、記念撮影をしている。仲見世通りは混雑だし、神輿はまだこの通りには来ないので、既に神輿が動き出したと思われる浅草公会堂の通りに向かって、空いている裏通りに入った。

公会堂が近づくと、予想通り太鼓や笛の音に混じってピッピッのホイッスルが聞こえる。公会堂通りに出ると、神輿が伝法院通りに向かっていて、その後ろからも続々と神輿が連なってくる。担ぎ手の「オイサッ オイサッ」の声と周りの手拍子を見聞きするだけで、体にパワーが入り込む。
見物の人の波を掻き分け、神輿の全体が入る位置につく。そこでカメラを頭の上に掲げて、他のカメラや携帯が入らないようにしながらシャッターを幾度も押した。
外国人が神輿で携帯を向け撮ろうとし、法被姿のオニイさんに叱られていて、少しは祭のマナーを調べてくれば良いのにと思ったりする。

直射日光は、真夏のように強く、担ぎ手も汗びっしょり。こちらは帽子にTシャツ姿だが、それでも汗ばむ程だ。屋根の上に乗った鼠小僧を右折して神輿と一緒に伝法院通りをゆっくり進んだ。

この浅草公会堂向かいの呉服屋の屋根に立つ鼠小僧の像は、以前からあったものを、平成中村座で歌舞伎「野田版鼠小僧」を演じた故中村勘三郎(2012年没)を偲んで、勘三郎バージョンにリニューアルしたそうだ。

神輿はやがて仲見世通りを左折して浅草寺本殿に向かうが、ここには見物人が山となっていて、法被姿の整理係が声を張り上げている。宝蔵門をくぐる神輿を撮る為に仲見世の裏通りを先回りしたいが、狭い通りでもなかなか渡れない。それでも「スミマセン」の連発で渡り、宝蔵門に行くと意外と隙間があり、柱に張り付く形で陣取った。数本の動画を撮ったが、中には荒れた神輿があって、見物客に向かい危ないのであわてて避けた。

本殿前で暫く撮ってから本殿に入り、見下ろす人の群れがびっしりで改めて驚いたが、既に正午を廻っていてそろそろ帰ろうかという頃でゆっくりも出来ない。また人垣を分けてようやく花やしき方面の道に出た。

軽く腹ごしらえをと焼き鳥を頬張り、甘味もと舟和で「芋ようかんソフトクリーム」なるものを試した。仲見世通りに戻って、土産の人形焼と揚げ饅頭を買って、銀座線浅草駅への階段を下りた。
家に帰り、シャワーを浴びたが、顔と腕に日焼けがやけに目立った。
posted by お〜さん at 20:57| Comment(0) | ぷらり・小旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

一歳と一升餅

20170508.jpg去年の5月7日深夜、近くに住む長男のお嫁さんが出産間近というので、成城の病院まで車を出した。まだ早いというので返された。早朝5時過ぎに陣痛の間隔が狭まったので、再度病院に連れて行き、その6時間後に女の子が産まれた。

そんなバタバタ騒ぎから早くも一年が経ち、孫娘は大した病気もせずに成長している。
誕生日のお祝いをすると言うので、昼に合わせて長男宅に向かった。そして、息子の1歳時には考えもしなかったような、今どきの演出が準備万端で待っていた。

長男の家に入って直ぐに、お揃いのオリジナルTシャツに着替えた。食卓の壁には、Happy Birthdayのデコレーション。お昼時で孫用に出てきたのは、野菜とマッシュポテトで作ったミッフィーだ。Happy birthday to youの歌とともにママが出したのは、好きなイチゴが沢山のこれもお手製のケーキだ。これらを手で半分は落としながら口に運び、時折ストローボトルのお茶飲む。食欲旺盛で頼もしい。

食事が終わって一息つけると、いよいよメインイベントの「一升餅」の儀式だ。名前が朱で書いてある丸い背負い餅と、4つに小分けした紅白の餅が用意してあった。一升の餅は2kgほどになるから、背負い餅もそれに近い筈。それをうちからのプレゼントの小さなリュックに入れる。が、入り口が狭く入らない。それではと、代わりに同じ重さの小分けの4個を入れた。最初のうちは、なかなか立てなかったが、一旦立つとトコトコと嬉しそうに歩き回った。そして次はそのまま6枚ほどの選びカードで、どれを取るかでの将来占い。お金とマイクの二枚を取って口に持っていった。これは芸能界でお金持ちになると大笑いの大人をみて、孫も声を出して笑った。

一升の儀式は、一生食べ物に困らず、健やかなようにと願うものだが、長男も自分の信州安曇野の実家で今は亡き父がやってくれた。その時には、信州独特の風習だと思っていたが、長男が孫にこれをすると聞いて調べると、呼び方は違っても全国にあるようだ。
父が長男にしてくれたのは、風呂敷に包んだ餅を背負わせ、更に子供ごと穀物の選別に使う“箕”(みの)」に乗せるものだった。調べるとこれは信州それも中信地域だけの慣わしのようだ。10kg以上も乗せた箕を揺っている最中に、父が大きい声で何かを言っていた。後で分かったことだが『秕(しいな=中身のないもみ殻部分)は出て行け、実は残れ』だったようだ。節分の『お庭外、福は内』に似て、もみ殻のような悪い部分は出て行き、良いところだけ残って欲しいとの願いのようだ。長男の今がそうなっているかどうかは別として、
この時の写真を袋戸の奥からアルバムを出して探し出し、紙焼きにして長男に渡した。

これが終わる頃になると、大人は疲れ、元気なのは孫だけとなった。スマホでの記念撮影の後、お茶とアイスクリームで〆とした。

自分達が子供を育てた時は、初めての経験の日々というのも手伝って、分身としての可愛さだった。これが孫となると一世代離れて直接育てているわけではなく、自分の血をつないだ存在としての愛らしさに、変わっているように思う。
posted by お〜さん at 16:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする